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丹下健三建築論集|豊川 斎赫

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岩波書店 2021年
文庫判 288ページ


- 内容紹介 -
世界のTANGE──。国際的建築家として丹下健三の名を知らしめたのは、その作品のみならず、彼の論説と思想であった。人間と建築にたいする深い洞察と志。「美しきもののみ機能的である」との言葉に象徴される独自の美意識。建築の化身と呼ばれた不世出の建築家による重要論考を集成する。二巻構成のうちの建築論篇。
目次
Ⅰ 建築家の構想力について
MICHELANGELO 頌(しょう)――Le Corbusier 論への序説として
現在日本において近代建築をいかに理解するか――伝統の創造のために
現代建築の創造と日本建築の伝統
無限のエネルギー:コンクリート
芸術の創造性について

Ⅱ 建築の設計について
日本の建築家――その内部の現実と外部の現実
おぼえがき――建築設計家として民衆をどう把握するか
建築家は民衆をどう把えるか

Ⅲ 建築の美について
インダストリアル デザインと建築――自由な娘たち
芸術の定着と統合について――三人展を機会に
グロピウスの残した余韻
『桂』序
サンパウロ・ビエンナーレ展の焦点
対立をふくんだ芸術の協同

編者解説……………豊川斎赫

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