<普遍性>をつくる哲学 「幸福」と「自由」をいかに守るか | 岩内 章太郎
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NHK出版 2021年
ソフトカバー 320ページ
B6判
- 内容紹介 -
マルクス・ガブリエルの次へ!
今世紀に入って、カンタン・メイヤスー、マルクス・ガブリエル、グレアム・ハーマンらの「新しい実在論」が一世を風靡した。これについての鮮やかな解説書で好評を得た新鋭哲学者が、オリジナルの哲学マニフェストを書き下ろす! 閉塞感ただよう時代、とくに若者は「自己実現の自由」に飽いて、個々人の「小さな幸福」に閉じこもる。しかし社会的「自由」を放棄すればカネの力やハラスメントがのさばり、「幸福」も脅かされる。幸福、そして自由を確保するためにいま必要なのは、哲学がもつ「合意を形成する力」だ――。現代実在論からポストモダン思想へ遡り、近代哲学の可能性を捉え直して、真の「多様性」を守るための哲学の原理を示す。
序 現代の「普遍論争」 ――「実在」をめぐる千年の争い
第一章 新しい実在論の登場――普遍性は実在する
第二章 構築主義の帰結――普遍性を批判する
第三章 現象学の原理――普遍認識の条件
第四章 現象学的言語ゲーム――普遍性を創出する
終章 もう一度、自由を選ぶ ――「関係性の充足」と「ソロ充の快楽」のために
目次
序 現代の普遍論争
第一章 新しい実在論の登場――普遍性は実在する
第二章 構築主義の帰結――普遍性を批判する
第三章 現象学の原理――普遍認識の条件
第四章 現象学的言語ゲーム――普遍性を創出する
終章 もう一度、自由を選ぶ
- 著者プロフィール -
岩内 章太郎 (イワウチ ショウタロウ) (著/文)
豊橋技術科学大学准教授。1987年札幌生まれ。早稲田大学国際教養学部卒業、同大大学院国際コミュニケーション研究科博士後期課程修了。博士(国際コミュニケーション学)。同大国際教養学部助手を経て現職。専門は現象学を中心とした哲学。
著書に『新しい哲学の教科書――現代実在論入門』(講談社選書メチエ)、『現象学とは何か――哲学と学問を刷新する』(共著・河出書房新社)、『交域する哲学』(共著・月曜社)など。
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