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人間の解剖はサルの解剖のための鍵である 増補新版|吉川 浩満

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筑摩書房 2022年 ちくま文庫
ソフトカバー 512ページ
文庫判


- 内容紹介 -
主体性と合理性が切り崩された先の「人間の定義」とは?「当代屈指の読書家による細密で浩瀚なキーコンセプトガイド」(東浩紀)を文庫化 解説 大澤真幸

東浩紀氏、大澤真幸氏、國分功一郎氏、絶賛!!

【内容紹介】
コペルニクス、ダーウィン、フロイトによって三度自尊心を傷つけられた人類は、進化と認知にかんする諸科学によって、いま四度目の試練に直面している。主体性と合理性が切り崩された先にある「人間」はどのように定義されるのか──。文庫版では近年の諸論考を増補し、稲葉振一郎、大澤真幸、橘玲、千葉雅也、山本貴光との対談・鼎談も収録。
解説 大澤真幸


目次
0 ─ 1 まえがき   
0 ─ 2 序章:人間(再)入門のために ─ 1989/2019/2049   

1 認知革命
1 ─ 1 ヒトの過去・現在・未来 ─『サピエンス全史』とともに考える   
1 ─ 2 合理性のマトリックスとロボットの戦い ─認知と進化の観点から   
1 ─ 3 社会問題としての倫理学 ─道徳心理学、人工知能、功利主義   
1 ─ 4 『ホモ・デウス』が語らなかったこと(山本貴光+吉川浩満)   
1 ─ 5 人工知能と人文知を結ぶの必読書(山本貴光+吉川浩満)
1 ─ 6 人間の〈未来〉/未来の〈人間〉 ─産業社会論、SF、共和主義(稲葉振一郎+吉川浩満)   

2 進化と絶滅
2 ─ 1 「生きづらいのは進化論のせいですか?」 ─進化論と現代社会   
2 ─ 2 人類の起源という考えそのものについて ─起源神話のふたつのドグマ   
2 ─ 3 人新世における人間 ─ヒトのつくった地質年代   
2 ─ 4 人間拡張 ─進化の相の下に   
2 ─ 5 〈自然な科学〉としての進化論   
2 ─ 6 絶滅とともに哲学は可能か──思弁的実在論、未来の他者、女性の公式(大澤真幸+千葉雅也+吉川浩満)   

3 人物
3 ─ 1 リチャード・ドーキンス ─文明史におけるドーキンス   
3 ─ 2 アンリ・ファーブル ─進化論ぎらい   
3 ─ 3 多田富雄 ─自然科学とリベラルアーツ
3 ─ 4 見田宗介 ─大人の青年   
3 ─ 5 バーナード・ウィリアムズ ─道徳における運   

4 作品
4 ─ 1 二一世紀の〈人間〉のための二一冊 ─フーコーからポストヒューマンSFまで   
4 ─ 2 『利己的な遺伝子』からはじまる一〇冊 ─刊行四〇周年を機に(橘玲+吉川浩満)   
4 ─ 3 人間本性から出発する ─『啓蒙思想2・0』『心は遺伝子の論理で決まるのか』(山本貴光+吉川浩満)   
4 ─ 4 メタ道徳としての功利主義 グリーン『モラル・トライブズ』   
4 ─ 5 リベラル派は保守派に学べ? ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか』 
4 ─ 6 リバタリアン・パターナリズムの可能性 サンスティーン『選択しないという選択』   
4 ─ 7 チューリングの革命と変容するリアリティ フロリディ『第四の革命』   
4 ─ 8 ポジティヴ・コンピューティングの挑戦 カルヴォ他『ウェルビーイングの設計論』   
4 ─ 9 汎用人工知能の文明史的意義 シャナハン『シンギュラリティ』   
4 ─ 10 ゲノム編集技術はなにをもたらすか ダウドナ他『CRISPR/クリスパー』   
4 ─ 11 インターフェースをたどる哲学的実践 プレヒト『哲学オデュッセイ』   
4 ─ 12 ビッグデータを見て我が振り直せ ダヴィドウィッツ『誰もが噓をついている』   
4 ─ 13 永遠の〈危機の書〉 ウィリアム・H・マクニール『疫病と世界史』   
4 ─ 14 後ろ向きの予言書 大澤真幸『〈世界史〉の哲学 近代篇』   
4 ─ 15 フロム・カタストロフ・ティル・ドーン 島田雅彦『カタストロフ・マニア』 
4 ─ 16 伊藤計劃のポストヒューマンSF 伊藤計劃『虐殺器官』・『ハーモニー』   
4 ─ 17 犬は防衛されなければならない 映画『犬ヶ島』   
4 ─ 18危険な知識をめぐる二つの問い 映画『猿の惑星』シリーズ   
4 ─ 19 レプリカントに人間を学ぶ 映画『ブレードランナー』・『ブレードランナー2049』   

単行本あとがき   
文庫版あとがき
解説 溢れる〈喜び〉と散りばめられた〈ためらい〉  大澤真幸


- 著者プロフィール -
吉川 浩満 (ヨシカワ ヒロミツ) (著/文)
1972年鳥取県米子市生まれ。文筆家、編集者。慶應義塾大学総合政策学部卒業。書評サイトおよびYouTubeチャンネル「哲学の劇場」を山本貴光とともに共同主宰している。おもな著書に『哲学の門前』(紀伊國屋書店)、『理不尽な進化増補新版』(ちくま文庫)、山本との共著に『人文的、あまりに人文的』(本の雑誌社)、『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』(筑摩書房)、『脳がわかれば心がわかるか』(太田出版)がある。

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