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ありふれた金庫|北野 勇作

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ネコノス 2023年 ネコノス文庫
ソフトカバー 208ページ
文庫判 縦148mm 横105mm 厚さ10mm


- 内容紹介 -
レジェンド北野勇作が100字で世界を書き散らす!
カバーイラスト・和田ラヂヲ、解説・高山羽根子の豪華ラインナップ。
”読み始めたら、もう終わり”
わずか100字で描かれるミニマルかつ壮大な世界をお楽しみください。

たった百字で小説なんて書けるわけ、え? 書ける? 風情と余韻を百字にギュッと詰め込んだ、珠玉のマイクロノベルたち。要らないものは文字の外に追い出して、さあ、名手・北野勇作による百字劇場の始まり始まり。

【書評続々掲載!!】
朝日新聞 「文庫この新刊!」 吉田大助さんがご紹介(2023年4月15日)
WEB本の雑誌 「今週はこれを読め! SF編 百字の宇宙、百字の日常」 牧眞司さんがご紹介(2023年4月11日)

「一連の作品は(中略)どれも、一ページの中に一作、つまりぱっと見た範囲に書き出しからお終いまで物語が存在する。この「視野に最初から最後まである」ということが、きっとすごく重要なのだ。 長編作家の持つスケール感(中略)が、視界の中に収まるほどの矩形に詰まっているっていう種類の奇跡。どうぞ、ぞんぶんに楽しんでください。」(解説より)

著者のライフワークとも言える【ほぼ百字小説】は、Twitterで毎日発表され続けており、その数は4000を超える。膨大な作品群から選り抜かれた200篇を本作に収録。SFとして括られるタイプの作品を集めた本作『ありふれた金庫』のほか、シリーズ百字劇場として、タヌキが登場する作品を集めた『納戸のスナイパー』、猫が登場する作品を集めた『ねこラジオ』を連続刊行予定。

著者自身による全作品解説ページへのリンクをカバー袖のQRコードにてご案内。


版元から一言
100文字あれば、すてきな世界も、奇妙な宇宙もつくりだすことのできるショートショートの奥深さ。子供が初めて体験する「小説」としてもうってつけです。わずか100文字で構築される世界をぜひお楽しみください。


- 著者プロフィール -
北野勇作 (キタノユウサク)
1962年、兵庫県生まれ。
1992年、デビュー作『昔、火星のあった場所』で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞、『天動説』で第1回桂雀三郎新作落語〈やぐら杯〉最優秀賞を受賞。2001年には『かめくん』で第22回日本SF大賞を受賞。『どーなつ』『北野勇作どうぶつ図鑑』『どろんころんど』『きつねのつき』『カメリ』『レイコちゃんと蒲鉾工場』ほか著書多数。
ライフワークとも言える【ほぼ百字小説】は、Twitterで毎日発表され続けており、その数は4000を超える。

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