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納戸のスナイパー|北野勇作

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ネコノス 2023年 ネコノス文庫
ソフトカバー 208ページ
文庫判 縦148mm 横105mm 厚さ10mm


- 内容紹介 -
鬼才・北野勇作、世間を煙に巻く。
読書芸人・上田航平(ゾフィー)解説! カバーイラスト・和田ラヂヲ
狐や狸がひとを化かすことがあり得る世界で繰り広げられる200篇の物語。
「あの人も狸じゃなかろうか?」
”読み始めたら、化かされる”  
100文字が紡ぎ出す人と人でないものの境界線。

「この短編に登場する人間たちは、狸の正体を強引に暴いたり、大声を張り上げて指摘するなどといった野暮なことは決してしない。(中略)SFというのはフィクションであり、端的にいえば嘘である。その嘘に血を通わせるのは想像力と愛情だ。(中略)人間と狸の関係のように、北野さんのこの作品に対する態度は、嘘への優しい思いやりであふれている。」(解説より)

著者のライフワークとも言える【ほぼ百字小説】は、Twitterで毎日発表され続けており、その数は4000を超える。膨大な作品群から選り抜かれた200篇のショートショートを収録。シリーズ百字劇場として、タヌキが登場する作品を集めた本作『納戸のスナイパー』のほか、SFとして括られるタイプの作品を集めた『ありふれた金庫』(3/29刊行)、猫が登場する作品を集めた『ねこラジオ』の3作を連続刊行。

著者自身による全作品解説ページへのリンクをカバー袖のQRコードにてご案内。


- 版元から一言 -
100文字あれば、すてきな世界も、奇妙な宇宙もつくりだすことのできるショートショートの奥深さ。子供が初めて体験する「小説」としてもうってつけです。わずか100文字で構築される世界をぜひお楽しみください。


- 著者プロフィール -
北野勇作 (キタノユウサク) (著)
1962年、兵庫県生まれ。
1992年、デビュー作『昔、火星のあった場所』で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞、『天動説』で第1回桂雀三郎新作落語〈やぐら杯〉最優秀賞を受賞。2001年には『かめくん』で第22回日本SF大賞を受賞。『どーなつ』『北野勇作どうぶつ図鑑』『どろんころんど』『きつねのつき』『カメリ』『レイコちゃんと蒲鉾工場』ほか著書多数。
ライフワークとも言える【ほぼ百字小説】は、Twitterで毎日発表され続けており、その数は4000を超える。

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