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だれのせい?|ダビデ・カリ(作), レジーナ・ルック-トゥーンペレ(絵), ヤマザキマリ(訳)

¥1,980 税込

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green seed books 2023年
ハードカバー 40ページ
A4判 縦296mm 横216mm 厚さ9mm


- 内容紹介 -
森に住むクマの兵士は誇り高い戦士。
自分の剣の切れ味を試したくて、なんでもかんでも手当たり次第、森中の木を切っていました。そんなある日、上流のダムから水があふれ、自分の砦が壊れてしまいました。
オレ様の砦を壊したのはだれだ?!

今の世界情勢を映し出しヨーロッパでも注目されているイタリアの人気絵本作家とエストニアの著名絵本画家が描く「自己中なクマの戦士の犯人探し」。思いがけない真実を発見し、驕りと剣を捨て勇気を持って平和を探る物語。漫画家・文筆家・画家のヤマザキマリ の初のイタリア語翻訳絵本。
前書きなど
わたしたちは思い通りにならないことを受け入れるのが不得意です。
生き方も、人間関係も、世界の情勢も、自分の思い通りにならないものは全て不満の要因となり、そして、その不満の原因を、何かのせいにしないと気がすみません。

戦争がおこれば、その原因は自分たちの言うことを聞かない相手の国のせい。
環境破壊の問題も、それを仕組んだ誰かのせい。
社会で面倒なことが色々おこるのは、結局誰かのせい。
責任を問われた誰かにとっても、そうせざるを得なかったのは、自分のせいではなく、誰かのせい。
なにもかもが、誰かのせい。

自分の身に起こった思いがけない出来事の原因を誰かのせいだと決め込み、その誰かを剣でまっぷたつにしまえば問題は解決すると思っている気高いクマの兵士も、彼に責任を追求されて、自分たちのせいじゃないと訴える動物たちも、まるで私たちの属する社会の象徴のように思えてきます。
しかし、自分を不快にさせた“誰か”を懲らしめるつもりでいたクマの兵士は、やがて問題の起因が自分自身にあったことを自覚し、罪の償いをへて、平和という安寧に行きつくのです。
自我や名誉という驕りを捨てる勇気を持ったクマの兵士が、小さな小鳥を愛おしそうに抱いている姿の凛々しくも優しい姿には、つい「私たちの世の中もこんなだったらいいのに」という思いがつのります。
ダビデ・カリさんの、あらゆる時代のあらゆる場所でも通用する壮大な寓話的センスと、それを彩るレジーナ・ルック-トゥーンペレさんの心のこもった丁寧な着彩による美しい絵をつぶさに眺めながら、この絵本に潜む希望というエネルギーに身を委ねたくなりました。
自分にとって初めての翻訳がこの作品だったことをとても嬉しく思います。
ヤマザキマリ ( 訳者のことばより)


- 版元から一言 -
剣の切れ味を試すために森中の木を切り倒すクマの戦士。しかし、自分の砦が壊れてしまったことで、ふりかかってきた災難は誰のせい?と犯人探しが始まります。権力を振りかざす主人公の兵士の行動は、プーチンの蛮行を彷彿とさせるタイムリーな本。でも、真実を知ると、自らの責任を認め、剣を勇気に変え、新しい一歩を踏み出します。漫画家・文筆家 ヤマザキマリ が初挑戦したイタリア語翻訳絵本です。


- 著者プロフィール -
ダビデ・カリ (ダビデ カリ) (作)
1972年スイス生まれ。イタリア育ち。絵本、児童書、グラフィックノベル作家。これまで180冊以上の著作があり、フランス、ポルトガル、スイス、アメリカ、カナダなど30カ国以上で翻訳出版されている。2006年、「Piano Piano」でボローニャ・ラガッツィ賞のSpecial Mentionに選ばれ、各国から数々の賞を受賞。「THE WRITER」は、ニューヨーク・タイムズの2022年度Best Illustrated Bookに選ばれた。邦訳絵本に「まめまめくん」「うちのネコがきらいです」「ゾウがあのこを 好きになると」など多数。


レジーナ・ルック-トゥーンペレ (レジーナ ルック トゥーンペレ) (絵)
1953年エストニア生まれ。絵本画家。1981年、国立エストニア美術アカデミーのブックデザイン・イラスト学科卒業。今までに90冊以上の絵本を制作。エストニア児童書トップ5に15回に選ばれている。2014年にはIBBY(国際児童図書評議会)のオナー・リストに載った。2019年にはエストニアで最も権威のあるエドガー・ヴァルターイラスト賞を授賞した。


ヤマザキマリ (ヤマザキマリ) (訳)
1967年東京生まれ。北海道育ち。漫画家・文筆家・画家。17歳でイタリアに渡り、フィレンツェ国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を学ぶ。1997年、漫画家としてデビュー。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機に、シリア、ポルトガル、アメリカなどで暮らし、現在はイタリアと日本を往復する。2010年、古代ローマを舞台にした漫画「テルマエ・ロマエ」で手塚治虫文化賞短編賞、マンガ大賞受賞。2017年、イタリア共和国星勲章コメンダトーレ章綬章。著書に「ステーブ・ジョブズ」「プリニウス」「オリンピア・キュクロス」、「望遠ニッポン見聞録」「国境のない生き方」「ヴィオラ母さん」「ムスコ物語」「歩きながら考える」など多数。

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