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私の彼女と女友達|チョ・ウリ, カン・バンファ(翻訳)

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書肆侃侃房 2023年
ソフトカバー 216ページ
四六判


- 内容紹介 -
装幀 成原亜美(成原デザイン事務所)
装画 クォン・ソヨン「ghost」


どこにいても、必ず自分を守って。 それが私たちを守ることになるから。


クィア・労働・女性問題など、今を生きる女性たちをときにリアルに、ときにさわやかな余韻で描き出すチョ・ウリ初の短編集。
表題作「私の彼女と女友達」など八編を収録。初邦訳。



なんでもない場所で静かに働きながら、何かが変わる予感をキャッチするクィアたち。どこかバランスが崩れた場所で、不穏な気配を感じ取りながら生きる女性たち。
チョ・ウリは、不安定な世界に身を委ねざるを得ない人びとの動揺を丁寧に描き出す。本当は誰もが揺れている、その不可視化された振動が、いま、見える。
 ――高島鈴(ライター、アナーカ・フェミニスト/『布団の中から蜂起せよ』著者)



チョ・ウリの小説を読むとき、呼吸が軽くなる。心温まる話のときも非情な話のときも、風通しがちょうどいいから絶望に息切れすることがない。枕元に置いておきたい多孔質の物語。じっと耳を当てていると、以前は聞こえなかった声が聞こえてきて、見過ごしていた瞬間を振り返っている自分がいる。すらすら読めるのに、手を止めて考えさせる。なんて貴重な小説だろう。八篇の作品はどれも、人生の鮮やかなシーンを捉えることにとどまらず、追いついてこない世界に負けてなるものかという意志にあふれている。その力強さにこそ未来がある。
 ――チョン・セラン(小説家/『フィフティ・ピープル』著者)



<あらすじ>
「私の彼女と女友達」
五年間同棲している私の彼女、ジョンユンには四人の大親友がいる。ミンジ、ジヘ、ジヨン、スジン。「ジョンユンの彼女なら、私たちの友達も同然でしょ」彼女たちはみんな私に会いたがるけど、私はその誰にも会ったことがない。ジョンユンに誘われても、誰の結婚式にも行かない。
ついにジョンユンの親友たちに会ってみることを決めた日、かつて私が憧れを抱くも苦い決別を迎えたひとりの女性から手紙が届く。

「非婚式にご招待します」



【もくじ】
私たちがハンドルをつかむとき
11番出口
ミッション
私の彼女と女友達
ねじ
物々交換
ブラック・ゼロ
犬五匹の夜

著者あとがき
訳者あとがき


<著者あとがきより> 

私を苦しめ、私が苦しめた、それでもやっぱり私を笑顔にし、喜ばせてくれた、小説のなかのすべての女性たちへ。私の立つ場所に共に立っていた彼女たちへ。私の彼女と女友達へ。
それぞれが望んだとおりに幸せであってほしい、心からそう願っていると伝えたい。


- 著者プロフィール -
チョ・ウリ (チョ ウリ) (著/文)
2011年、短編小説「犬五匹の夜」で大山大学文学賞を受賞し作家デビュー。
女性、クィア、労働に関心を寄せて執筆している。
著書に短編集『リレー』『チームプレイ』、 長編『ラスト・ラブ』などがある。


カン・バンファ (カン バンファ) (翻訳)
岡山県倉敷市生まれ。岡山商科大学法律学科、梨花女子大学通訳翻訳大学院卒、高麗大学文芸創作科博士課程修了。梨花女子大学通訳翻訳大学院、漢陽女子大学日本語通翻訳科、韓国文学翻訳院翻訳アカデミー日本語科、同院アトリエ日本語科などで教える。韓国文学翻訳院翻訳新人賞受賞。訳書にペク・スリン『惨憺たる光』『夏のヴィラ』、チョン・ユジョン『七年の夜』『種の起源』、ピョン・ヘヨン『ホール』、チョン・ミジン『みんな知ってる、みんな知らない』、キム・チョヨプ『地球の果ての温室で』、チョン・ソンラン『千個の青』、ルリ『長い長い夜』、ハ・ジウン『氷の木の森』など。韓訳書に柳美里『JR上野駅公園口』、児童書多数。著書に『일본어 번역 스킬(日本語翻訳スキル)』がある。

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