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エレメンタル 批評文集 | 管 啓次郎, 川瀬 慈(解説)

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左右社 2023年
ソフトカバー 400ページ
四六変型判 縦128mm 横182mm


- 内容紹介 -
つねに読むべきだ、いくらでも読むべきだ。
時代を先駆け、色褪せぬ発見に満ちた管啓次郎の世界文学論、翻訳論を集成!

おれは何者でもない、そんな否定から出発し、広大なる風景をかたちづくった詩人フェルナンド・ペソア、
英語というパトリアを持ちながら異郷に迷い、イタリア語、フランス語、スペイン語に挑んだヘミングウェイ、
師匠ジョイスに劣らぬ語学のひとであり、知られざるメキシコ詩の翻訳者だったサミュエル・ベケット、
現代のシステムのはずれへと歩みつづける稀有なる旅人、写真家津田直、
書くことと読むことにおいて、無数の線をつなぎ、解きほぐしてゆくレベッカ・ソルニット。

海と島影、山々とマングローブが織りなす小さな海域が響かせる世界文学をいち早く論じ、
文学と翻訳の可能性と自由とを描いてきた詩人・比較文学者・翻訳家、管啓次郎の批評文集成!

「世界の広大さと深みを再発見する仕事は、手つかずでぼくらに残されている。」


目次
はじめに

物語が祖だった
夢の鏡
存在と風
トロピカル・ゴシップ
否定の騎士

鳥のように獣のように
鳥でもなく獣でもなく
翻訳人、新しいヨナたち
翻訳のドゥエンデ
破片と図柄
スペインのように見えた、でもそこは

フェルナンド・ペソアと連れだって
オムニフォン
花、野、世Flower Wilderness World
映像的ウォークアバウト
サンゴ礁の勇気を弾ませる「哲学」
語学者ベケット
トゥピへの転身

十和田奥入瀬ノート
写真的シャーマニズムについて
エレメンタル

解説──幻視の歩行によせて 川瀬慈

あとがき


- 前書きなど -
世界化した物質流通と惑星化した情報流通を背景に、歴史上かつてない地平に直面したコスモポリタニズムが、新たな市民性(シヴィリティ、丁寧さ、「正しさ」)を手に入れるための唯一の方法は、これまで回路に乗ることのなかった種類の文学=翻訳の経験をつむこと以外にはないと、ぼくは思う。(本書より)


- 著者プロフィール -
管 啓次郎 (スガ ケイジロウ) (著)
1958年生まれ。詩人、比較文学研究者。明治大学大学院理工学研究科〈総合芸術系〉教授。1980年代にリオタール『こどもたちに語るポストモダン』、マトゥラーナとバレーラ『知恵の樹』の翻訳を発表。以後、仏・西・英語からの翻訳者として活動すると同時に『コロンブスの犬』(1989)『狼が連れだって走る月』(1994) などにまとめられる批評的紀行文・エッセーを執筆する。本書のもととなった『トロピカル・ゴシップ』(1998)『コヨーテ読書』(2003)『オムニフォン<世界の響き>の詩学』(2005) はポストコロニアル多言語世界文学論の先駆として高く評価されている。2011年、『斜線の旅』にて読売文学賞受賞。2010年の第1詩集『Agend’Ars』以後、8冊の日本語詩集と1冊の英語詩集を刊行。20ヵ国以上の詩祭や大学で招待朗読をおこなってきた。2021年、多和田葉子ら14名による管啓次郎論を集めた論集Wild Lines and Poetic Travelsが出版された。


川瀬 慈 (カワセ イツシ) (解説)
大学共同利用機関法人人間文化研究機構/国立民族学博物館・准教授

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