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料理と人生 | マリーズ・コンデ, 大辻 都(翻訳)

¥4,180 税込

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左右社 2023年
ハードカバー 304ページ
四六判 縦194mm 横135mm 厚さ25mm


- 内容紹介 -
女中たちから料理を教わる台所が隠れ家だった娘時代、
4人の子育てに追われる日々、ギニア、ガーナ、セネガルで出会ったアフリカの味、
作家として名を成し、世界中を飛び回る日々に知った東京のヤキトリ、マグレブのタジン鍋。

料理なんて召使いのすること──。
そんな母の言葉への反発が、文学への情熱と同じくらい熱い、料理への愛を気づかせてくれた──。
2018年ノーベル文学賞に替わるニュー・アカデミー賞を受賞した世界的黒人女性作家の最後の自伝的回想録。


目次
プロローグ
1 修行の時代
2 マフェのいろいろなバリエーション
3 とにかく何かを始めねば
4 エスノ・キュイジーヌ
5 スクレ・サレの勝利
6 ダルはダル
7 アメリカを手に入れたい
8 東京の味
9 クーバ・リブレ
10 乳と蜜の国
11 ノー・ウーマン、ノー・クライ
12 神よ、アフリカに祝福を
13 人喰いか否か、それが問題だ
14 ヴァンパイアたちの宴
15 寝袋背負って放浪しよう
16 ソウルフード
17 さらばスカーフ、さらばマドラス
18 夢の旅、旅の夢
19 ウェサン島への航海
20 結びに代えて

訳者あとがき


前書きなど
確かにこの二種類の情熱[文学への情熱と料理への情熱]は並列できるものではないかもしれない。料理はヒトの動物的起源にさかのぼるもので、どんな周到な策略でもその真実は隠蔽できない。食べるものを作ることは、タブローを描くために色を集めるとか、韻律を探求することで成立するような、言わば高尚な活動ではないのだ。だがすぐさま気づいたのは、互いに違って見えたとしても、これらふたつの情熱は根本的には切り離せないということだった。かすかながら両者は共通するものを持っている。それに料理が育んだわたしの性向は、両親、特に母親が好む規範的な少女のイメージ通りになるものかという思いへとつながっていた。「エリーゼのために」ぶち壊しの演奏を聞かせておいて、お友達にお世辞を言わせる代わりに、わたしはキッチンに入る方を選んだ。わたしが文学の世界に入るにあたり抱いていたのも、同じく人を怒らせたいという欲望なのだ。(本書より)


- 著者プロフィール -
マリーズ・コンデ (マリーズ コンデ) (著/文)
1934年、カリブ海のフランス領(現海外県)グアドループ生まれ。十代半ばでフランス本土に渡り、ソルボンヌ大学で学ぶ。西アフリカで十年以上暮らしたのち、1976年、『ヘレマコノン』で小説家デビュー。以後『セグー』(Ségou, 1984-5、未邦訳)、『わたしはティチューバ』(Moi, Tituba, sorcière noire de Salem, 1986)、『生命の樹』(La vie scélérate, 1987)などを次々発表、カリブ海にアイデンティティを持つ作家のひとりとしてフランス語圏や英語圏で評価を得る。その他の邦訳された作品に『風の巻く丘』(La Migration des coeurs, 1995)、『心は泣いたり笑ったり』(Le Coeur à rire et à pleurer, contes vrais de mon enfance, 1999)のほか、『越境するクレオール マリーズ・コンデ講演集』(2001)がある。これまで数々の文学賞を受賞し、2018年にはノーベル文学賞の代替で創設されたニュー・アカデミー文学賞、2021年にはチーノ・デル・ドゥーカ世界賞に選ばれている。photo: Archives Leif R. Jansson.


大辻 都 (オオツジ ミヤコ) (翻訳)
1962年東京生まれ。専門はカリブ海地域を中心とするフランス語文学。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了。博士(学術)。京都芸術大学教授。主な著書に『渡りの文学 カリブ海のフランス語作家マリーズ・コンデを読む』(法政大学出版局、2013年)、訳書にドミニク・レステル『肉食の哲学』(左右社、2020年)などがある。

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