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言葉以前の哲学 戸井田道三論 |今福 龍太

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新泉社 2023年
ソフトカバー 240ページ
四六判 縦188mm 横131mm 厚さ19mm


- 内容紹介 -
自己のからだを見つめることで、「深層の歴史」を探究した思想家・戸井田道三。
その教えを受け、親交を結んだ人類学者による初の的評伝。
「住」「舌」「母」「性」「時間」「色」「旅」をテーマに、〈言葉以前〉の無意識領域を訪ねる七編の論考。


- 目次 -
1 非土着のネイティヴ
――土地に住むこと

2 言葉以前へのまなざし
――舌でしゃべること

3 乳色の始原へ
――母を思うこと

4 思考のヘルマフロディーテ
――性を超えること

5 翁語りの深淵
――時間を生きること

6 歴史の昂進
――色が移ろうこと

7 はるかに、遠くへ
――旅に憧れること

あとがき


- 著者プロフィール -
今福 龍太 (イマフクリュウタ) (著/文)
文化人類学者・批評家。1955年東京生まれ湘南の海辺で育つ。1980年代初頭からメキシコ、カリブ海、アメリカ南西部、ブラジルなどに滞在し調査研究に従事。その後、国内外の大学で教鞭をとりつつ、2002年より奄美・沖縄・台湾を結ぶ群島に遊動的な学び舎を求めて〈奄美自由大学〉を創設し主宰。
著書に『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(讀賣文学賞)、『宮沢賢治 デクノボーの叡智』(宮沢賢治賞・角川財団学芸賞)、『ぼくの昆虫学の先生たちへ』など多数。主著『クレオール主義』、『群島―世界論』を含む新旧著作のコレクション《パルティータ》全5巻が2018年に完結。

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