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信頼と裏切りの哲学 | 永守 伸年

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慶應義塾大学出版会 2023年
ハードカバー 288ページ
四六判


- 内容紹介 -
人はなぜ、裏切られても信じるのか――。
社会秩序の根源にあって、私たちの生活を支える「信頼」について
ホッブズ、ヒューム、カントらの哲学を手がかりに、
日常的な事例をもとに論じつくす。
目次
序論 信頼の謎を掘り起こす

第1章 裏切りの誘惑に抗う――認知的信頼

第2章 善意のしるしと、裏切りの痛み――感情的信頼

第3章 制度とともに生きる――制度的信頼

第4章 裏切らない理由を求めて――信頼の多層構造

第5章 不信の力を見きわめる――自由と抵抗の拠点として

結論  信頼と裏切りの哲学


- 著者プロフィール -
永守伸年 (ナガモリノブトシ) (著/文)
1984年生まれ。京都市立芸術大学美術学部専任講師を経て、現在、立命館大学文学部准教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は近世ヨーロッパの哲学のほか、信頼研究、現代倫理学、障害学など。著書に『カント 未成熟な人間のための思想――想像力の哲学』(慶應義塾大学出版会、2019年)、共著に『モラルサイコロジー――心と行動から探る倫理学』(春秋社、2016年)、『信頼を考える――リヴァイアサンから人工知能まで』(勁草書房、2018年)、『メタ倫理学の最前線』(勁草書房、2019年)。

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