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洲之内徹ベスト・エッセイ1 | 洲之内 徹, 椹木 野衣(編集)

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筑摩書房 2024年 ちくま文庫
ソフトカバー 320ページ
文庫判


- 内容紹介 -
戦争体験を引きずり、癒されない飢餓を抱えながらも、美術エッセイ「気まぐれ美術館」で人気を博した洲之内徹。屈託のある名文を選んだアンソロジー

異才の名文、ここによみがえる!
凄惨な戦争体験に裏づけられた人間洞察と、定見を軽々と超えていく
卓抜な文章で、美のなんたるかに肉薄する随想の極北

「買えなければ盗んでも自分のものにしたくなるような絵なら、まちがいなくいい絵である」。かつて小林秀雄が「今一番の批評」と称賛し、美術エッセイ「気まぐれ美術館」で人気を博した洲之内徹。陰惨な戦争体験を引きずり、癒すことができない飢えを抱えながら、屈託のある達観の文を書いた。振り返られることが少なくなった異才の随想を、稀代の美術評論家・椹木野衣が選りすぐったコレクション。 


- 目次 -
画廊のエレベーター  
海老原喜之助「ポアソニエール」  
松本竣介「ニコライ堂」  
中村彝と林倭衛  
鳥海青児「うづら」  
森田英二「京都花見小路」  
四畳半のみ仏たち  
山荘記  
海辺の墓  
続 海辺の墓  
銃について  
セザンヌの塗り残し  
フィレンツェの石  
村山槐多ノート(一)  
月ヶ丘軍人墓地(一)  
その日は四月六日だった  
朝顔は悲しからずや  
モダン・ジャズと犬  
守りは固し神山隊  
〈ほっかほっか弁当〉他  

解説 洲之内徹 狂狷と気まぐれ  椹木野衣


- 著者プロフィール -
洲之内 徹 (スノウチ トオル) (本文)
1913-87年。愛媛県出身。美術エッセイスト、小説家、画商。1930年東京美術学校建築科在学中、マルクス主義に共感し左翼運動に参加する。大学3年時に特高に検挙され美術学校を退学。20歳で再検挙にあい、獄中転向して釈放される。38年、北支方面軍宣撫班要員として中国に渡り、特務機関を経て、中国共産党軍の情報収集に携わった。46年、33歳で帰国してからの約20年間、小説を執筆。3度芥川賞候補となるが、いずれも受賞はかなわず。61年より、田村泰次郎の現代画廊を引き継ぎ画廊主となった。74年から連載「気まぐれ美術館」を開始し、多くの読者を獲得した。


椹木 野衣 (サワラギ ノイ) (編集)
1962年埼玉県秩父市生まれ。美術批評家。多摩美術大学教授。主な著作に『日本・現代・美術』『戦争と万博』ほか。

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