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アイヌがまなざす 痛みの声を聴くとき | 石原 真衣, 村上 靖彦(著/文)

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岩波書店 2024年
ハードカバー 376ページ
四六判 縦188mm 横129mm 厚さ26mm


- 内容紹介 -
いまだ継続する不正義と差別に抗して、アイヌの人々は何を問い、行動してきたのか。五人の当事者へのインタビューから現代アイヌの〈まなざし〉を辿ると共に、アイヌの声を奪い、語りを占有し続ける日本人のあり方を問う。


目次
 序 章 まなざされるアイヌとまなざし返すアイヌ

第1部 遺骨返還運動とアイヌ近代史

 第1章 先人の尊厳と未来の教育――遺骨返還運動にたずさわる木村二三夫さん

 第2章 アイヌ文化を伝えられてこなかったことに誇りを持っている――親族の遺骨を探索するBさん

 第3章 幽閉されるアイヌと遺骨

第2部 インターセクショナリティ

 第4章 アイヌ女性と複合差別――ヘイトスピーチと闘う多原良子さん

 第5章 先住民フェミニズム批評――Ain't I a Woman? /「私」は女ではないの?

第3部 アイヌと外部を行き来する

 第6章 羽をパタパタさせればいい――アイヌ近現代史研究者である新井かおりさん

 第7章 家出少年は傍らに神話を持つ――美術家結城幸司さん

 第8章 思想的消費とまなざしの暴力

 終 章 まなざしの転換

  あとがき 交差する場所をひらく
  謝  辞


- 著者プロフィール -
石原 真衣 (イシハラ マイ) (著/文)
1982年北海道サッポロ市生まれ.アイヌと琴似屯田兵(会津藩)のマルチレイシャル.北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授.文化人類学,先住民フェミニズム.著書に『〈沈黙〉の自伝的民族誌(オートエスノグラフィー)』(北海道大学出版会2020,大平正芳記念賞),編著書に『アイヌからみた北海道150年』(北海道大学出版会2021),『記号化される先住民/女性/子ども』(青土社2022)など.


村上 靖彦 (ムラカミ ヤスヒコ) (著/文)
1970年東京都生まれ.大阪大学人間科学研究科教授・感染症総合教育研究拠点(CiDER)兼任教員.現象学.著書に『摘便とお花見』(医学書院2013,日本学術振興会賞),『子どもたちがつくる町』(世界思想社2021),『ケアとは何か』(中公新書2021),『「ヤングケアラー」とは誰か』(朝日新聞出版2022),『客観性の落とし穴』(ちくまプリマー新書2023),『すき間の哲学』(ミネルヴァ書房2024近刊)など.

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