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家父長制はいらない 「仕事文脈」セレクション | 仕事文脈編集部(編)

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タバブックス 2024年
ソフトカバー 160ページ
B6変形判 縦173mm 横123mm 厚さ13mm


- 内容紹介 -
格差、差別、バッシング、家族、戸籍……色んなひとが困っているけど、これって全部同じ問題=家父長制なんじゃないか?

さまざまな角度から「仕事」を考えるリトルマガジン『仕事文脈』。近年掲載した記事の中からフェミニズム、ジェンダー、セクシュアリティにまつわる文章を再編集。性差別的な問題の根幹にある、男性支配的な社会システムである家父長制を解体するための言葉を収録。


- 目次 -
1.ことば・表現
 小さな言葉 小沼理
 Shitが溢れるインターネット空間 濵田真里
 空白のビルボードを見つめて  小林美香

2.カルチャー
「伝え方が悪かったかな、勘違いさせてごめん!」  ニイマリコ
「伝統」を解体する際に  小田原のどか
 美術の場でセーファースペースをつくる  ケルベロス・セオリー

3.家族
 文学の中の「オンナ・コドモ」ーあるいは家庭ーの領域の仕事  小川公代
 シルバニアファミリーから考える  浪花朱音
 結婚願望がゼロになるまで  笛美

4.社会・政治
 政治家だけじゃない 私たちだって主役であるべき  和田靜香
 その家父長制は誰のため?──マジョリティ男性に必要な学びとレジスタンス  清田隆之
 安倍晋三という政治家が力を持った時代、女性や家族、性的マイノリティをめぐる政策はどう展開されたのか  山口智美

5.セックス
 びわこんどーむくんがゆく。  清水美春
 セックスワーク・イズ・ワークを拒むもの  戸田真琴

6.クィア
 点が線になるまで、線が面になるまで  和田拓海
 ひとりで生きたい  とりうみ
 台湾のナイトクラブで婚姻平等を体験する  燈里
 働きながら性別移行した私の経験  おいも


- 前書きなど-
『仕事文脈』は、仕事や生き方、社会を考えるリトルマガジンです。近年、社会課題や政治にまつわるテーマを多く取り上げていますが、特にジェンダーやセクシュアリティ、フェミニズムにまつわる記事に大きな反響があります。そこで、この数年にわたり掲載した記事を集め、一冊の本として再編集しました。
 さまざまなトピック、問題点を検証していく過程で、ジェンダー差別の要因が依然として強固な男性支配的な社会システムにあり、その背景には「家父長制」があることを実感しました。差別する側を指し示す言葉としての「家父長制」に着目し、その構造や概念を解体していきたい、という意図を込めたのが本書『家父長制はいらない』です。

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