家の哲学 家空間と幸福 | エマヌエーレ・コッチャ, 松葉 類(翻訳)
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勁草書房 2024年
ハードカバー 196ページ
四六判
- 内容紹介 -
都市にすべてを位置づけてきた哲学は、今こそ家を論じなければならない。わたしたちの幸福と惑星の未来は家のなかにある。
浴室、キャビネット、ベッド、廊下、台所──家を通してわたしは「他者」となり、また「他者」はわたしとなる。家は「雨風を防ぐもの」「所有された空間」ではなく、わたしのメタモルフォーゼが繰り返される、幸福の実験場である。「生」の変様を記述する哲学者コッチャによる、現代の家についての哲学的エッセー集。
【原著】Emanuele Coccia, Filosofia della casa: Lo spazio domestico e la felicita(Einaudi, 2021)
目次
序論 都市の彼方の家
1 引っ越し
2 愛
3 浴室とトイレ
4 家のなかの物
5 キャビネット
6 双子
7 白い粉
8 ソーシャル・ネットワーク
9 部屋と廊下
10 ペット
11 庭と森
12 台所
結論 新しい家、あるいは賢者の石
謝辞
本書の成り立ち
参考文献
訳者あとがき
- 著者プロフィール -
エマヌエーレ・コッチャ (エマヌエーレ コッチャ) (著/文)
1976 年イタリア生まれ。フィレンツェ大学博士(中世哲学)。フランスの社会科学高等研究院(EHESS)准教授。フライブルク大学准教授を経て、2011 年より現職。著書にLa trasparenza delle immagini. Averroè e l’averroismo (Mondadori, Milan, 2005), La Vie sensible (tr. de M. Rueff, Payot et Rivages, Paris, 2010), Le Bien dans les choses (tr. de M. Rueff, Payot et Rivages, Paris, 2013), Hiérarchie. La société des anges (tr. de Joël Gayraud, Paris, Rivages, 2023) など。邦訳書に、『植物の生の哲学:混合の形而上学』(勁草書房、2019 年)、『メタモルフォーゼの哲学』(勁草書房、2022 年)がある。
松葉 類 (マツバ ルイ) (翻訳)
1988 年生まれ。京都大学文学研究科博士課程研究指導認定退学。博士(文学)。現在、立命館大学客員協力研究員。専門はフランス現代思想、ユダヤ思想。著書に、『飢えた者たちのデモクラシー:レヴィナス政治哲学』(ナカニシヤ、2023 年)。訳書にジャン=フランソワ・リオタール『レヴィナスの論理』(法政大学出版局、2024 年)、共訳書にフロランス・ビュルガ『猫たち』(2019 年)、エマヌエーレ・コッチャ『メタモルフォーゼの哲学』(勁草書房、2022 年)。
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