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常設展へ行こう! | 奥野 武範

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左右社 2023年
ソフトカバー 352ページ
四六判


- 内容紹介 -
学芸員さんに常設展への「愛」を聞いてみたら...
初心者でも100倍楽しめるようになる
所蔵作品&コレクションの哲学が詰まってた!

◎装画&スペシャルゲスト/和田ラヂヲ(ギャグ漫画家)
◎寄稿エッセイ/和田彩花(アイドル)

珠玉の20世紀美術を堪能できる富山県美術館。
シャガールの巨大な舞台背景画に圧倒される青森県立美術館。
世界で唯一、モネから直接購入した《睡蓮》が見られる国立西洋美術館。etc.

全国12の美術館・博物館に常設展についてインタビューした
「ほぼ日」人気連載が、パワーアップして一冊の本になりました。


- 目次 -
はじめに 奥野武範

◎学芸員さんへのインタビュー
1. 東京国立博物館
2. 東京都現代美術館
3. 横浜美術館
4. アーティゾン美術館
5. 東京国立近代美術館
6. 群馬県立館林美術館
7. 大原美術館
8. DIC川村記念美術館
9. 青森県立美術館
10. 富山県美術館
11. ポーラ美術館
12. 国立西洋美術館

◎コラム
謎めく東博の等伯。─松嶋雅人先生に聞く、国宝《松林図屏風》のこと
鳥獣戯画の不思議。─土屋貴裕先生に聞く、国宝《鳥獣戯画》のこと

◎エッセイ
和田彩花のパリ常設展探訪記
前書きなど
美術館の特別展や企画展には多くの人が集まります。
一方、同じ美術館の常設展には……あんまり人がいません。
多くの場合、特別展チケットの半券で入れるのに。
有名な人気作家の作品がかけられているのに、です。
かくいう私も、わざわざ常設展を見に行くようなことは滅多にありませんでした。

それはじつに「もったいないことだった」と、いまでは思います。

各館の常設展で見る所蔵作品にこそ、創設者の思いや設立の経緯、収集の哲学が見てとれる。
何より、作品ひとつひとつに対する「誇り」や「愛」がにじみ出ています。
学芸員さんの口ぶりから、わかるんです。
みなさん、とっても「じまんげ」だから。
そして、学芸員さんの「じまん話」ほど、気持ちよく聞ける「じまん話」はないと感じます。



「はじめに」より


- 著者プロフィール -
奥野武範 (オクノタケノリ) (著/文)
1976年、群馬県生まれ。編集者。早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社宝島社にて雑誌編集者として勤務後、2005年に東京糸井重里事務所(当時。現在の株式会社ほぼ日)に入社。2023年で創刊25年、毎日更新を続けるウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の編集部に所属。主にインタビュー記事をつくっている。ときどきポップデュオ「レ・ロマネスク」のライブ・コンサートでギター係をつとめることがある。

企画・構成・文を担当した書籍に『インタビューというより、おしゃべり』(星海社)、『世界を見に行く』(石川直樹・著/リトルモア)、『レ・ロマネスクTOBIのひどい目。』(レ・ロマネスクTOBI・著/青幻舎)』がある。他に、はたらく人たちの悩みに33名の著名人が答えた『33の悩みと答えの深い森。』(青幻舎)、14人の編集者にインタビューした『編集とは何か。』(星海社新書)、甲本ヒロトや山口一郎など5つのバンドのフロントマンにインタビューした『バンド論』(青幻舎)、画家・笹尾光彦の「謎」に迫った『赤の謎』(リトルギフトブックス)など。

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