あかるい花束 | 岡本 真帆
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ナナロク社 2024年
ハードカバー 176ページ
B6変形判 縦164mm 横110mm 厚さ14mm
- 内容紹介 -
8刷累計2万部を突破した『水上バス浅草行き』から2年、
待望の第2歌集を刊行いたします。
2拠点生活の中で詠まれた歌266首と、
装丁の鈴木千佳子さんによる花の絵を束ねました。
- 前書きなど -
▼著者より▼
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歌集を出したあと、私は東京と高知での生活をはじめた。
二つの場所を行き来する中で、考えたことや思い出したことが、短歌になりました。
岡本真帆
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▼収録歌より7首▼
わたしもう、夏の合図を待っている 冬至の長い夜からずっと
ただしくよりたのしく歩く 光ってる水が見たくて すこし小走り
本当に正しかったかわからない決断たちよ おいで、雪解け
乱丁のある文庫本抱きしめる 愛すよたったひとつの傷を
あなたと過ごした日々は小さな旅だった 空っぽの花器の美しいこと
スパイスは火花に似てるわたしからわたしへ送る強い喝采
しゅくふくとはじける泡が光ってる 祝福 きみにはじめましてを
- 著者プロフィール -
岡本 真帆 (オカモト マホ) (著/文)
1989年生まれ。高知県、四万十川のほとりで育つ。未来短歌会「陸から海へ」出身。
2022年に第一歌集『水上バス浅草行き』(ナナロク社)を刊行。
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