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編むことは力 ひび割れた世界のなかで,私たちの生をつなぎあわせる | ロレッタ・ナポリオーニ, 佐久間 裕美子(翻訳)

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岩波書店 2024年
ハードカバー 206ページ
四六判 縦188mm 横129mm 厚さ20mm


- 内容紹介 -
編み物は、フェミニズムや社会運動を支えるツールでもあった。フランス革命時のトリコテウス、アメリカ革命時のスピニング・ビーズ、大戦時のニッティング・スパイ、トランプ政権時のプッシーハット・プロジェクト……。個人と政治、愛と経済を結びつけ、社会を幾度となく編み直してきたパワーの歴史をたどるエッセイ。


目次
 著者の言葉

イントロダクション 愛、政治と経済を編む

1 なぜ編み物をするのか

2 糸の檻を開ける

3 革命のために編む

4 フェミニズムと糸の愛憎関係

5 ウール・イズ・クール

6 編み物のネットワークの魔法

7 神経科学時代の編み物

8 ともに編もう──社会を編み直す

エピローグ 必要なのは愛だけ

 謝 辞
 訳者あとがき 佐久間裕美子

 パターン 西村知子 訳
 注
 参考文献


- 著者プロフィール -
ロレッタ・ナポリオーニ (ロレッタナポリオーニ) (著/文)
幼い頃イタリアで祖母から編み物を学ぶ.エコノミスト,コンサルタント,コメンテーター.フルブライト奨学生としてジョンズ・ホプキンス大学ポール・H・ニッツェ高等国際問題研究大学院,ロータリー奨学生としてロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに留学.国際関係と経済学の修士号,経済学の博士号を取得.国際金融,テロリズム,9.11以降の社会変動,ヨーロッパや中国,北朝鮮経済に関し執筆.邦訳書に『人質の経済学』(文藝春秋)『「イスラム国」はよみがえる』(文春文庫)など.


佐久間 裕美子 (サクマ ユミコ) (翻訳)
ライター,アクティビスト.慶應義塾大学卒業,イェール大学大学院修士課程修了.ニューヨーク在住.カルチャー,ファッション,政治,社会問題などに関し執筆.著書に『Weの市民革命』(朝日出版社)『みんなで世界を変える! 小さな革命のすすめ』(偕成社)など.訳書に『テロリストの息子』(朝日出版社).Sakumag Collectiveを通じて勉強会や情報発信などの活動を行っている.

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