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みえないもの | イリナ・グレコ
¥1,980
柏書房 2025年 ソフトカバー 240ぺージ 四六判 - 内容紹介 - 「最初に『何かすごい』と思い、それがずーーーーーっと止まらず、一冊全部がそうだった。」 ――斎藤真理子(翻訳家) デビュー作『優しい地獄』で読書界に衝撃を与えた、ルーマニア出身の文化人類学者イリナ・グリゴレ、最新作。 娘たちと過ごす青森の日々。ふとよみがえる故郷ルーマニアの記憶。そして、語られてこなかった女たちの物語――。 「彼女の人生をスクリーンのようなものでイメージとして見せられたら、彼女の語らなかったことが見えて、あの夜ニュースを見た人たちも彼女を理解できたかもしれない」(本書より) 虚実を超えて、新たな地平を切り開く渾身のエッセイ。 今までに書かれたどんな日本語よりも、鮮烈なことばをあなたに。 - 目次 - ■コロナくんと星の埃 ■鬼は来ない日も来る ■蛍が光る場所 ■逃げたパン ■天王星でルビーの雨が降っている ■団地ラボラトリー ■ダンゴムシに似ている ■ナメクジの世界 ■野良犬 ■ドリームタイム ■綿飴、いちご飴とお化け屋敷 ■きのこ雲 ■狼が死んでいた ■死んでも生きる ■葡萄の味 ■結婚式と葬式の間 ■ゴダールが死んだ年に ■みえないもの ■何も意味しないとき、静かに朝を待つ ■何も意味しないとき、燃えている森の中を裸足で歩いて、静かに朝を待つ ■卵を食べる女 ■蜘蛛を頭に乗せる日 ■初恋と結婚した女 ■Ghosted ■果実の身代わり ■あとがき 著者プロフィール イリナ グリゴレ (イリナ グリゴレ) (著) 文化人類学者。1984年ルーマニア生まれ。2006年に日本に留学し、一時帰国後、2009年に国費留学生として来日。弘前大学大学院修士課程修了後、2013年に東京大学大学院博士課程入学。青森県内を主なフィールドに、獅子舞や女性の信仰を研究する。2023年にはバヌアツで女性を対象としたフィールドワークを始めている。キーワードはイメージ、自然観、死生観、有用植物、霊魂。著書に『優しい地獄』(亜紀書房、2022年)。
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おこさま人生相談室 おとなのお悩み、おこさまたちに聞いてみました | 小林 エリカ
¥2,200
柏書房 ソフトカバー 348ぺージ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ16mm - 内容紹介 - 「なに? もっとこどもみたいにいうと思った?」 ――Ricoさん(7歳) 自分をかわいいと思えない。 父を老人ホームに入れたい。 地球温暖化への無関心が気になる――。 おとなたちの本気の悩みに、おこさまたち102人が本気で向き合う「いつもと逆」の人生相談。人気WEB連載、待望の書籍化! 「よくよく考えてみれば、年を重ねたからといって偉くなれるわけでもないし、いつも正しい答えを知っているとはかぎらない。 おとなだって悩むこともあるよね。 ひょっとすると、こどもの方が答えを知っていることだって、あるかもしれないよね。 というわけで、おこさま人生相談室、始めました。」 ――「はじめに」より ★本書に収録された、おこさまたちの回答より 「しあわせだったらいいかな」 「アニメ観て、ちょっといっぷく」 「2回深呼吸」 「軽い嘘とか役に立つこととかありますんで」 「わがままでいいよ」 「ほしゅわ ほしゅわは~」 「あさ娘さんを抱きしめて」 「理解を深めれば自分の気持ちも変わる」 「神様がくれた命を大切にしてほしい」 - 目次 - はじめに 第1章 将来のお悩み お別れの日が来るのが怖くて犬を飼うかどうか迷っている/77歳。月旅行に行きたいが……/娘が天涯孤独になることを想像して眠れない/etc… 第2章 心のお悩み いつもほかの人と比べてしまい劣等感を感じる/仕事のやる気スイッチが入らない/きれいじゃなくなるのが寂しい/etc… 第3章 生活と仕事のお悩み 悩んでいる間に時間ばかり過ぎている/やりたかった仕事なのに自分に向いていないのかも/仕事場で悪口を言われていた/etc… 第4章 育児のお悩み 赤ちゃんが泣き止まない時、気持ちがちょっとつらくなる/娘が保育園のお友達との関係で悩んでいる/「なんで学校に行かないといけないの?」と子どもに聞かれた/etc… 第5章 家族のお悩み 親が結婚しろとうるさい/父親がスマホ依存。家族が注意しても聞いてくれない/「長生きするんじゃなかった」と母が言う/etc… 第6章 友情や愛のお悩み 一緒にいても楽しくない人に友達になろうと言われた/彼氏の性格は好きなんだけど顔が好きになれない/子どもがまだ小さいのに主人と喧嘩が絶えない/etc… おわりに - 著者プロフィール - 小林 エリカ (コバヤシ エリカ) (著) 1978年生まれ。作家、アーティスト。 著書に小説『女の子たち風船爆弾をつくる』(毎日出版文化賞受賞)、『最後の挨拶 His Last Bow』、『トリニティ、トリニティ、トリニティ』、他。エッセイ『彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!』、コミック『光の子ども』シリーズ、絵本『わたしは しなない おんなのこ』。訳書にサンギータ・ヨギ『わたしは なれる』。国内外の美術館やギャラリーでテキストと呼応するような展示もおこなう。 現在、「MilK MAGAZINE japon」で「おこさま人生相談室」第2弾を連載中。
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食の本 ある料理人の読書録 | 稲田 俊輔
¥1,067
集英社 2025年 集英社新書 ソフトカバー 224ぺージ 新書判 縦173mm 横106mm 厚さ11mm - 内容紹介 - 人生に必要なことはすべて「食べ物の本」が教えてくれた――。 読めば読むほど未知なる世界を味わえる究極の25作品。 食べるだけが「食」じゃない! 未曾有のコロナ禍を経て、誰もが食卓の囲み方や外食産業のあり方など食生活について一度は考え、見つめ直した今日だからこそ、食とともに生きるための羅針盤が必要だ。 料理人であり実業家であり文筆家でもある、自称「活字中毒」の著者が、小説からエッセイ、漫画にいたるまで、食べ物にまつわる古今東西の25作品を厳選。 仕事観や死生観にも影響しうる「食の名著」の読みどころを考察し、作者の世界と自身の人生を交錯させながら、食を〈読んで〉味わう醍醐味を綴る。 【作品リスト】 水上 勉『土を喰う日々』 平野紗季子『生まれた時からアルデンテ』 土井善晴『一汁一菜でよいという提案』 東海林さだお『タコの丸かじり』 檀 一雄『檀流クッキング』 近代食文化研究会『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』 玉村豊男『料理の四面体』 野瀬泰申『食は「県民性」では語れない』 三浦哲哉『自炊者になるための26週』 加藤政洋/〈味覚地図〉研究会『京都食堂探究』 原田ひ香『喫茶おじさん』 千早 茜『わるい食べもの』 ダン・ジュラフスキー/[訳] 小野木明恵『ペルシア王は「天ぷら」がお好き?』 畑中三応子『ファッションフード、あります。』 上原善広『被差別の食卓』 吉田戦車『忍風! 肉とめし 1』 西村 淳『面白南極料理人』 岡根谷実里『世界の食卓から社会が見える』 池波正太郎『むかしの味』 鯖田豊之『肉食の思想』 久部緑郎/河合 単『ラーメン発見伝 1』・『らーめん再遊記 1』 辺見 庸『もの食う人びと』 新保信長『食堂生まれ、外食育ち』 柚木麻子『あいにくあんたのためじゃない』 森 茉莉/[編] 早川暢子『貧乏サヴァラン』 【著者プロフィール】 料理人、文筆家。 鹿児島県生まれ。 京都大学卒業後、飲料メーカー勤務を経て円相フードサービスの設立に参加。南インド料理専門店「エリックサウス」をはじめ、和食、ビストロなど、幅広いジャンルの飲食店の展開やメニュー開発を手がける。 レシピ本から随筆まで、あらゆる角度から食を探求する書き手としても活躍。 著書に『おいしいもので できている』『お客さん物語』『異国の味』『料理人という仕事』ほか多数。
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小名浜ピープルズ | 小松 理虔
¥2,530
里山社 2025年 ソフトカバー 168ぺージ 四六判 縦188mm 横127mm 厚さ18mm - 内容紹介 - 「他者(矛盾)を自分の中に招き入れ住まわせて、儀礼抜きに、迂路を介さず、問い問われ、問い直し、倫理を探し求めている」 ― 柳 美里( 小説家) 「〈中途半端〉の一語に自分の靄(かすみ)が晴れ、見知らぬ人々の顔がくっきりと見えてくる」 ― 三宅 唱( 映画監督) 東日本大震災と原発事故から10年。魅力的な地元の人々と話し、綴った、災間を生きるすべての人へ捧ぐ渾身の初のエッセイ 東北にも関東にも、東北随一の漁業の町にも観光地にもなりきれない。東日本大震災と原発事故後、傷ついたまちで放射能に恐怖し、風評被害は受けたが直接的被害は少なかった、福島県いわき市小名浜。著者は、この地で生まれ育ち〈中途半端〉さに悶えながら地域活動をしてきた。当事者とは、復興とは、原発とは、ふるさととは――10年を経た「震災後」を、地元の人々はどう捉え暮らしてきたのか。魅力的な市井の人々の話を聞き、綴った、災害が絶えない世界に光を灯す、渾身の人物エッセイ。 - 目次 - 「震災10年」と名物女将が守るチーナン食堂/処理水放出と海辺のまちの生業/老舗温泉旅館に生まれた原子力災害考証館/楢葉ルーツの解体業者がつくる未完の映画館/若き作家と響き合う常磐炭鉱の念/「被災地」であり、「被災地」でなかった双葉高校で/復興工事の現場から手繰り寄せる線/「そこにいく」から始まることーアシスタントの〈イチエフ〉視察記/流転する記者と重ね合う〈ふるさと〉/博覧強記の先輩と見渡す、複数ある世界/我が子と語り合う、10万年後のこと - 著者プロフィール - 小松 理虔 (コマツ リケン) (著) 1979 年福島県いわき市小名浜まれ。法政大学文学部卒業後、福島テレビ報道部記者、かまぼこメーカー広報などを経て2015年独立。小名浜でオルタナティブスペース「UDOK.」を主宰しつつ様々な分野の企画や地域のプロジェクトに携わる。18年『新復興論』(ゲンロン)で大佛次郎賞受賞。著書に『地方を生きる』(ちくまプリマー新書)、『新地方論』(光文社新書)、『新復興論 増補版』(ゲンロン)。共著に『ただ、そこにいる人たち』(現代書館)、『常磐線中心主義 ジョーバンセントリズム)(河出書房新社)、『ローカルメディアの仕事術』(学芸出版社)。
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元気のないおさむのにげにげ日記 うつ病クィアのみている日常 | 元気のないおさむ
¥1,870
花伝社 2024年 ソフトカバー 168ぺージ 四六判 - 内容紹介 - 「社会にはびこる不寛容、不正義、ままならなさ。それらをつぶさに反映し、生きる身体の記録」--少年アヤ推薦! 「精神障害」の「性的マイノリティ/クィア」に立ちはだかる日常の壁。トラウマ、パートナーとの関係、そして就労・社会保障……。ぐったり寝ながら、逃げながら、「生活」と「社会」改善をめざしてつづられた、真剣で、たまに笑える日々の記録。 性的マイノリティ・メンタルヘルスの問題から社会をみるコミックエッセイ&インタビュー - 目次 - まえがき 第1部 元気がない、生産性もない 第2部 精神障害と就労 第3部 寝たきりからの回復 あとがき - 著者プロフィール - 元気のないおさむ (ゲンキノナイオサム) (文・絵) 1995年九州生まれ。小学4年生で不登校になり、6年間を自室で過ごす。定時制高校に進学し、ゲイであることをカミングアウト。大学では教授からセクハラを受け、就職先ではパワハラを受けるというハラハラの人生。うつ病とパニック障害の治療中。
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【バーゲンブック】失われた雑談を求めて | 辻本 力
¥1,100
タバブックス 2022年 ソフトカバー 254ページ 四六判 定価:1980円 バーゲンブック: 定価よりも値引して販売することのできる新古本です。 (定価のおよそ50%〜70%ほどの価格で販売しています) 新品とはいえ、経年による劣化などが見られる場合もございますので、ご理解の上ご購入くださいませ。 - 内容紹介 - 雑談に飢えていた。企画会議でまったくアイデアが浮かばず、動謡したフリーライター。これはコロナ禍で人と会うことが難しくなり、いわゆる「雑談」ができなくなったからなのでは?そこで思いついた、ただただ雑談をする企画。とりとめのないお喋りのもたらす楽しさ、豊さ、下らなさ、愛しさがここにある!
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【バーゲンブック】ほろ酔い天国−ごきげん文藝 | 青木 正児 他
¥1,000
河出書房新社 2018年 ソフトカバー 238ページ 定価:1760円 バーゲンブック: 定価よりも値引して販売することのできる新古本です。 (定価のおよそ50%〜70%ほどの価格で販売しています) 新品とはいえ、経年による劣化などが見られる場合もございますので、ご理解の上ご購入くださいませ。 - 内容紹介 - 時代を代表する作家たちによるほろ酔いエッセイ41篇を収録したアンソロジー。飲み方の流儀、日本酒のうんちく、酒豪自慢、酒友との交遊などなど、呑まずに酔える「ごきげん文藝」第二弾。
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【バーゲンブック】つりが好き−アウトドアと文藝 | 井伏 鱒二 他
¥1,000
河出書房新社 2020年 ソフトカバー 188ページ 四六判 定価:1815円 バーゲンブック: 定価よりも値引して販売することのできる新古本です。 (定価のおよそ50%〜70%ほどの価格で販売しています) 新品とはいえ、経年による劣化などが見られる場合もございますので、ご理解の上ご購入くださいませ。 - 内容紹介 - 川で、海で、釣り堀で。釣りを愉しむ作家たちの傑作アンソロジー。釣りをするときの心、ともに釣る人たちとの会話、釣った魚で飲む酒……。
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【バーゲンブック】とにかく死なないためのしょぼい投資の話−お金がなくても生き抜こう | えらいてんちょう
¥900
河出書房新社 2020年 ソフトカバー 214ページ 定価:1540円 バーゲンブック: 定価よりも値引して販売することのできる新古本です。 (定価のおよそ50%〜70%ほどの価格で販売しています) 新品とはいえ、経年による劣化などが見られる場合もございますので、ご理解の上ご購入くださいませ。 - 内容紹介 - 会社で働くのがしんどい、起業もできない、でも、投資なんてムリ……。そんな生きづらさを抱えた人たちに向け「なるべくお金を使わない」、「投資というモノの考え方」についてお話しします!
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ポケットにカメラをいれて | 幡野 広志
¥1,760
ポプラ社 2025年 ソフトカバー 191ぺージ 四六判 - 内容紹介 - 写真を撮れば「自分」がわかる。好きなものも、好きな生き方も――「写真をどう撮るか」は「人がどう生きるか」ということとつながっている。幡野広志が「写真」について語ってきた言葉を厳選し、11本の書き下ろしエッセイ、48枚の写真とともに構成・編集のうえ、書籍化。ベストセラー『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』に続く、シンプルで素直な写真の撮り方・写真との付き合い方。 【目次抜粋】 ■写真を撮ろう 失敗をしよう 「恥ずかしい気持ちは一瞬」他 ■写真にはおおむね正解と明確な不正解がある 「間違った常識」他 ■世の中がいい写真で溢れてほしい 「誰に教わるか」他 ■伝えたいから写真を撮る 「いちばんつまらない質問」他 ■体験すること 感動すること 「人生の醍醐味」他 ■目でしっかりと見る 「写真を撮るより大切なこと」他 ■好きなものしか撮らない 「息子の寝顔」他 ■写真のために出かけない 「八王子にいてもパリにいる気分で」他 ■写真以外から写真を学ぶ 「写真の勉強はほどほどに」他 ■やりたいことをすぐにやる人になる 「撮りたいのに撮れない人」他 ■おもしろい人になる 「ぼくが思うおもしろい人」他 ■不幸な写真 「考えればわかるだろ」他 ■写真は考える仕事だ 「写真がうまい人は距離感を知っている」他 ■人柄も、関係性も、写真にうつる 「写真を見ればその人がわかる」他 ■つらいとき 疲れたとき 「パワハラと下心」他 ■写真を唯一のアイデンティティにしない 「自分のすべてを仕事に注がない」他 【本文より抜粋】 ぼくはたくさんの時間を写真に費やしました。だからとてもたのしい人生です。でも後悔があるとすれば、素晴らしい光景をファインダー越しに見すぎたことです。息子がうまれた瞬間もぼくはファインダー越しに見ていました。父親をやってるいまならわかるけどこれはダメだよ。(中略)写真を撮ることは人生を好きに生きることと似ています。みんな好きなように生きてください。ぼくは息子の撮るヘタな写真が好きです。うまく撮ることにそこまで価値はないです。それよりもいい写真を撮ることを考えましょう。 (「すこしは写真の話を」より) ※本書は、幡野広志さんの書籍、noteなどから厳選した言葉を加筆修正のうえ、1冊の書籍として編集したものです。
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「透明」になんかされるものか ――鷲田清一エッセイ集 | 鷲田 清一
¥2,035
SOLD OUT
朝日出版社 2025年 ソフトカバー 284ぺージ 四六判 - 内容紹介 - 哲学者・鷲田清一、6年ぶりのエッセイ集! ウクライナや震災、未知のウイルスなど、答えのでない出来事に隠れた問題の本質を、深くやさしい言葉で解き明かす。 日々流れてくるニュースをどう受け止めればよいかわからない人、さらに一歩踏み込んで考えてみたい人に。 ====== 疑いもなくじぶんはここにいる(はず)なのに、それがだれにも見えていない、 このことを「透明」というふうに表現している文章に、ここ数日間のあいだに立て続けに出会った。 見えているのにだれも見ていないものを見えるようにするだけでなく、 だれかの存在をそのように見えなくしている社会の構造そのものを見えるようにしていかなければならない。 社会について考えるということには、少なくともそうした課題が含まれているとおもう。」(プロローグより) ====== ・ウクライナやガザの地で起こっている戦争を、日本の私たちはどう受け止めればいいのか ・コロナウイルスの経験を人類は今後にどう生かすのか ・戦禍のウクライナから来日した詩人が話したこと ・旧ジャニーズや政治家の会見に見られる「ずるい言葉」 ・SDGsという「わかりやすい正しさ」が隠しているもの …… まぎれもなくそこにあるのに、 だれの眼にも映らないようにされている物事を、見えるようにする60篇。 ★考える足がかりとなる、読書リスト付き! - 著者プロフィール - 鷲田清一 (ワシダキヨカズ) (著) 1949年生まれ、哲学者。大阪大学教授・総長、京都市立芸術大学理事長・学長、せんだいメディアテーク館長などを歴任。哲学の視点から、身体、他者、言葉、教育、アート、ケアなどを論じるとともに、さまざまな社会・文化批評をおこなう。著書に『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『「聴く」ことの力』(ちくま学芸文庫、桑原武夫学芸賞)、『岐路の前にいる君たちに』(朝日出版社)、『所有論』(講談社、和辻哲郎文化賞)など多数。朝日新聞にて「折々のことば」を連載中。
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ATHÉ 1
¥550
PUY 袋の大きさ W135mm×H180mm 「ビール2杯分のアテ」になる ZINEです。ポテトチップスのような袋に ZINEやノベルテ ィが入っていて、ZINEを読めばビールがぐいぐい進む。 - 内容紹介 - 鳥の生態を研究する鳥類学者の川上和人さんに焼 鳥屋での楽しみ方を教えていただいたり、SMの 女王様に居酒屋にあるものだけでどういうプレイ ができるのかを披露していただいたり、専門家の 酒場の楽しみ方を収録。読めば、こちらだってお 酒が進むはず。オリジナルステッカー付き。 中身…ZINEとステッカー。
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ATHÉ 2
¥1,100
PUY 袋の大きさ W135mm×H180mm - 内容紹介 - メイン企画は「お品書き探偵」。画家のマメイケダ さんにお品書きの絵を描いてもらい、それを漫才 師・金属バットのお二人が見て、お品書きの酒場 が実際にどこにあるかを推理してもらいました。 マメイケダさんのお品書きポストカード、金属バ ットステッカー、オリジナルマッチ付き。 中身…ZINE、お品書きポストカード金 属バットステッカー、特製マッチ。
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くらすたのしみ 改訂文庫版 | 甲斐 みのり
¥770
SOLD OUT
サンクチュアリ・パブリッシング 2025年 ソフトカバー 256ぺージ 文庫判 - 内容紹介 - ベストセラー『地元パン手帖』の著者、文筆家・甲斐みのりによる、他愛のない日々がとても愛おしくなる暮らしの愉しみを綴った58の物語。
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たべるたのしみ 改訂文庫版 | 甲斐 みのり
¥770
サンクチュアリ・パブリッシング 2025年 ソフトカバー 256ぺージ 文庫判 - 内容紹介 - 人気文筆家・甲斐みのりが、永遠に輝き続けるおいしい味の記憶を綴った54の物語。
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FtMトランスジェンダーのぼくのことを話そう | 江里 ユウキ
¥1,650
講談社 2025年 ソフトカバー 176ぺージ 四六判 - 内容紹介 - 著者は体が女性で心が男性のトランスジェンダー。 5歳のときに初めて性別に対して違和感を持ち、小学5年生で初潮を迎えると、あまりのショックにトイレで泣き崩れたこともあった。 男の子との初恋、両親へのカミングアウト、不登校、自殺未遂、そして就職し「胸オペ」を受けるまで……。 セクシュアルマイノリティとして波乱万丈な人生を歩んできた著者が、今、自分のことがよくわからなくて不安を抱えている全ての人たちに贈る「生きやすい社会」へのメッセージ! 小学上級・中学から - 著者プロフィール - 江里 ユウキ (エザト ユウキ) (著) 20代、FtM。 性別で迷うすべての人たちへ。 こういう人もいるんだと、安心したり、参考にしたりしてもらえたらと思い書きました。
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星になっても | 岩内 章太郎
¥1,980
講談社 2025年 ソフトカバー 256ぺージ 四六判 - 内容紹介 - 最期に交わした会話、柩に供えたアップルパイ、死後に読んだ父の手記……そうやって、父の死について書いていくうちに起きた心境の変化は、私の、あるいは、私の哲学の核心に触れるものだった。 哲学者の著者が、父の死をきっかけに書き綴った、喪失と回復の道のりを優しくたどるエッセイ。 「どうしてじいじは死んじゃったの?」 息子の問いに、私はうまく答えることができなかった。 大切な人を亡くしたとき、私たちはどうやってそれを受け止めたらいいんだろう? 【装丁・装画】鈴木千佳子 - 目次 - はじめに 1. 十円玉と骨 2. 死んだらどうなるの 3. 盆踊りの夜に 4. 帰札 5. 聖橋にて 6. 追憶 7. 幸せを感じる練習 8. 死のイメージ――死と孤独α 9. 一周忌 10. 死の抑圧――死と孤独β 11. 喪失の後で 12. ローリー・ポーリー 13. 生きているうちに、死を語る――死と孤独γ 14. 父の手記 15. 母 16. 献杯 訃報を待つ おわりに - 著者プロフィール - 岩内 章太郎 (イワウチ ショウタロウ) (著) 1987年、札幌生まれ。豊橋技術科学大学准教授。早稲田大学大学院国際コミュニケーション研究科博士後期課程修了。博士(国際コミュニケーション学)。専門は現象学を中心にした哲学。著書に、『〈私〉を取り戻す哲学』(講談社現代新書)、『新しい哲学の教科書 現代実在論入門』(講談社選書メチエ)、『〈普遍性〉をつくる哲学 「幸福」と「自由」をいかに守るか』(NHKブックス)がある。
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おいしくってありがとう 味な副音声の本 | 平野 紗季子
¥2,310
河出書房新社 2025年 ソフトカバー 296ぺージ 四六判 縦188mm 横129mm 厚さ23mm - 内容紹介 - フードエッセイスト平野紗季子による人気ポッドキャスト、 『味な副音声 ~ voice of food ~』待望の書籍化! 配信200回を迎える膨大なエピソードから生まれた、愛おしくて新しい「食」のパワーワード集。あらゆる語彙を駆使して語られる、食べものの魅力をたっぷり詰め込んだ一冊です。 本書に登場するゲスト(掲載順) 稲田俊輔/渡辺康啓/田辺智加(ぼる塾)/?濱ねる/?谷川あかり/高山都/吉岡里帆/麻布競馬場/福田里香/鈴木ジェロニモ/ゆっきゅん/くどうれいん/生江史伸/平野レミ/稲田俊輔/鶴見昂/大?進/ハマ・オカモト/古舘佑太郎/湯澤規子/蓮見翔(ダウ90000)/在原みゆ紀/関祐介/柚木麻子/金田泰明 (モスフードサービス)/伊藤まさこ - 著者プロフィール - 平野 紗季子 (ヒラノ サキコ) (著) 1991年、福岡県生まれ。フードエッセイスト、フードディレクター。著書に『生まれた時からアルデンテ』、『私は散歩とごはんが好き(犬かよ)。』、『味な店 完全版』、『ショートケーキは背中から』など。
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作家とおやつ | 平凡社編集部
¥2,200
平凡社 2025年 ソフトカバー 288ぺージ B6変型判 - 内容紹介 - 毎日の気どらないおやつ、通い慣れた名店の逸品、幼いころ大好きだった忘れられないお菓子……。文豪や現代の人気作家、料理家、漫画家らによるエッセイ、詩、漫画、写真資料など59篇を収録。 【収録作品(掲載順)】 1 おやつの美学 いい時間のつくりかた 長田弘 ゴマじるこの作り方 平塚らいてう 氷 円地文子 窮屈 内田百けん 食は三代 わが思い出の玉子焼き 玉村豊男 『ふるさとの菓子』より 中村汀女 日本菓子と西洋菓子 広津和郎 『陰翳礼讃』より 谷崎潤一郎 第三十七課 お茶時(テイータイム) 岡本かの子 『仰臥漫録』より 正岡子規 ラムネ 徳川夢声 カキ氷とアイスクリーム より 井上ひさし デザート 林望 無考えなこびと 村上春樹 夢のおやつ 角田光代 『桐の花 抒情歌集』より 北原白秋 お茶の時間 水木しげる 2 名店のあの味を 粟ぜんざい──神田〔竹むら〕 池波正太郎 豆と寒天の面白さ 安岡章太郎 蜜豆のはなし 吉行淳之介 大正十二(一九二三)年八月十三日 谷口喜作宛書簡 芥川龍之介 ハート型のビスケット 森三千代 巴里点心舗 木下杢太郎 『日本郷土菓子図譜』全三巻 より 武井武雄 冬は今川焼きを売り夏は百姓/夢屋エレジー 深沢七郎 コウシロウのお菓子 小川糸 わがし いしいしんじ 菓子の楽しみ 弘前・旭松堂「バナナ最中」 土井善晴 梅屋敷 福田屋 若菜晃子 鯛焼きの踊り食い 岡本仁 赤福先輩、相変わらずマジこしてますね! カレー沢薫 3 菓子はノスタルジィ 甘いもの 増谷和子 カステーラ・ノスタルジア 江戸川乱歩 甘党 杉山龍丸 今川焼とお輝ちゃん 沢村貞子 甘い話 岸田國士 父のせつないたい焼き 吉本隆明 小さな白い鳩 立原えりか 図書室とコッペパン 小川洋子 忘れられない味2 森絵都 焼きいもと焼き栗 ウー・ウェン サクマドロップスとポッキー 伊藤まさこ 「うまい棒」にも若ぶる私 伊藤理佐 4 甘味いまむかし 縁日の思い出、ゲンゴロードーナツ 甘糟幸子 それでも飲まずにいられない より 開高健 マロン・グラッセの教え 獅子文六 金平糖 寺田寅彦 バナナ 堀口大學 願望の菓子 宇野千代 菓子の思い出 尾崎士郎 「汗に濡れつつ」より 石川啄木 菓子と文明との関係を論ず 佐藤春夫 茶菓漫談 木村荘八 買食い 片山廣子 アイスクリーム博士 長新太 いちごの風合 田辺聖子 お菓子の国のカスタード姫 片山令子 民芸おやつ 福田里香 最期に食べるもの 平松洋子
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【バーゲンブック】 私、山の猟師になりました。 一人前になるワザをベテラン猟師が教えます! | 三好 かやの
¥900
誠文堂新光社 2016年 ソフトカバー 168ページ 四六判 定価1650円 バーゲンブック: 定価よりも値引して販売することのできる新古本です。 (定価のおよそ50%〜70%ほどの価格で販売しています) 新品とはいえ、経年による劣化などが見られる場合もございますので、ご理解の上ご購入くださいませ。 - 内容紹介 - 狩猟や罠に興味を持つ人が増えていますが、実際に免許を取得してから技術を体得する方法はあまり知られていません。 実際に猟師になり、狩猟を実践できるようになった人の体験談から、どうしたら技術を体得できるかを紹介します。 また、捕らえた獲物を肉として食べるための処理方法や衛生管理もまとめています。 なぜ猟師として狩猟をするのか、山と獣と人間の関係・いとなみについて、ハンターからのリアルなメッセージも。 - 著者プロフィール - 三好 かやの (ミヨシ カヤノ) (著) 第一次産業を中心に、原料から料理まで取材・執筆を続けるライター。著書に「東北のすごい生産者に会いに行く」(柴田書店)、「私、農家になりました。」(誠文堂新光社)など。
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【バーゲンブック】綾蝶の記 | 石牟礼 道子
¥1,500
平凡社 2018年 ハードカバー 328ページ 四六判 定価2860円 バーゲンブック: 定価よりも値引して販売することのできる新古本です。 (定価のおよそ50%〜70%ほどの価格で販売しています) 新品とはいえ、経年による劣化などが見られる場合もございますので、ご理解の上ご購入くださいませ。 - 内容紹介 - 『花びら供養』に続く石牟礼道子エッセイ集第二弾にして追悼の書。渡辺京二編で、著者の知られざる歴史・芸術論をテーマに編み直す。
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【バーゲンブック】猫、そのほかの動物 | 金井 美恵子(著), 金井久美子(絵)
¥1,100
平凡社 2013年 ソフトカバー 400ページ 四六判 定価1980円 バーゲンブック: 定価よりも値引して販売することのできる新品の本です。 (およそ定価の50%〜70%ほどの価格です) 新品とはいえ、経年による劣化などが見られる場合もございますので、ご理解の上ご購入くださいませ。 - 内容紹介 - 愛猫・トラーとの日々を描いた『遊興一匹 迷い猫あずかってます』全文収録。加えて短篇「タマや」「兎」、さまざまな「猫」のはなし、民画の虎からセンダックの犬まで、金井ワールドの動物たちも続々登場。推薦文=江國香織、小川洋子/解説エッセイ=桜井美穂子
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落雷と祝福 「好き」に生かされる短歌とエッセイ | 岡本 真帆
¥1,870
朝日新聞出版 2025年 ソフトカバー 216ぺージ 四六判 - 内容紹介 - その愛は、短歌になるのを待っている。マンガ、映画、犬、グミ、ぬいぐるみ、短歌…歌人・岡本真帆が愛する様々なものをテーマに、短歌とエッセイをつづる。◆収録テーマ「PUIPUIモルカー」/「シン・ゴジラ」/『チェンソーマン』/「ハチミツとクローバー」/『女の園の星』/「RRR」/グミ(お菓子)/花を買うこと/「THE FIRST SLAM DUNK」/犬/『スキップとローファー』/ぬいぐるみ/『ゴールデンカムイ』/『ちいかわ(なんか小さくてかわいいやつ)』/酒/短歌/スピッツ/『A子さんの恋人』全18題。◆本書だけの特別書き下ろし短歌を作りたい人のための「好きで短歌を作るには?」も収録。
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あなたのフェミはどこから?
¥1,980
平凡社 2025年 ソフトカバー 176ぺージ 四六判 - 内容紹介 - あなたの“フェミ”はいつ、どこから始まりましたか? 文筆家、写真家、彫刻家、翻訳家、編集者、ライター、演出家、イラストレーター、学者、ソーシャルワーカー、精神科医など19人の書き手が、個人的でありながらも共通する体験でもあり、連帯する基盤ともなるフェミニズムとの出会いを綴るリレーエッセイ。「ウェブ平凡」連載に書きおろしも加えて単行本化。 著者は安達茉莉子、石原真衣、上田久美子、小川たまか、長田杏奈、小田原のどか、金井冬樹、鴻巣麻里香、高島鈴、武田砂鉄、長島有里枝、能町みね子、野中モモ、藤高和輝、星野概念、松尾亜紀子、松橋裕一郎(少年アヤ)、水上文、森山至貴の19人。 - 目次 - 安達茉莉子「自分の岸辺からはじめる」 松尾亜紀子「やばい間違ったかも、と震えてはじまることもある」 森山至貴「ぬるっと出会って、ずっと繫がって」 高島鈴「生まれ変わり」 石原真衣「先住民フェミニストでございます」 藤高和輝「i am a feminist.」 鴻巣麻里香「脱抑圧の三代記 ─ 私たちはなぜフェミニストでなくなるのか」 上田久美子「私のフェミはどこから。」 小川たまか「風が吹く野原が心の中にある」 星野概念「パワーのこと」 野中モモ「聞こえているから自分も言える」 水上文「BLとフェミニズム(のようなもの)」 金井冬樹「The Powerless Do Have Power.」 長田杏奈「シルバニアで遊べない子」 小田原のどか「受け取って、渡していく」 松橋裕一郎(少年アヤ)「わたし、そしてわたしたち」 能町みね子「神はいないが」 長島有里枝「わたしが千なら、フェミニズムはハク。」 武田砂鉄「ハッキリ答える前に」